練馬の大豆・収穫後

今日は土曜日。配達もお休み。
昨日の強風はぴたりと止み、良い天気になりました!

絶好のチャンスを逃すまいと、昨年練馬の畑から収穫してきた大豆達の乾燥作業を行いました。

収穫したあと、畑で株を逆さに立てて1週間ほど干した後、
倉庫に持ち帰って保管していたものを、天日に干してさらに乾燥させます。

(余談ですが、農家さんから聞いた話によれば、手摘みした大豆の株を逆さに干すと、乾かしている間に根の養分が大豆に移って、おいしい大豆ができるそうですよ!)


20190119_104631.jpg・・・こんな感じです。
いやぁ~、大豆も気持ちよさそう!
パチン!パチン!
と莢が弾ける心地よい音が聞こえてきます。
↓↓↓
https://youtu.be/P5XbofdWMDY
(よ~く見ると、最後の方で莢が弾けてるのがわかりますよ~)


20190119_132510.jpg段ボールの外に落ちているのは、弾けて飛んで行った豆です。
ちなみに最長記録は・・・20190119_104137~01.jpg2m70cm!!笑

莢から弾けた種で大豆は子孫を残すのだから、遠くまで飛ばそうとするのも生物としての本能なのでしょうか?

品種によって株にも個性があって面白い。

茨城在来20190119_103257~01.jpg株こそ小さいが密度がすごい!びっしりと莢がついています。

肴豆(さかなまめ)20190119_093212~01.jpgとにかく力強い枝ぶりが印象的。裂莢がいちばん多かったのは莢が大きいからでしょうか?

雛豆(ひなまめ。茶色の2トーンの鞍掛豆)20190119_093543~01.jpg華奢ながら、上に横にと自由奔放に枝が広がっていました。クセがある?笑

この後は、日を改めて脱穀と選別を行い、これでやっと豆腐屋さんに届く大豆の体がととのいます。
はー、、、こりゃ大変だ。。。
国内情報 | - | 2019/01/19 土 12:46

パンダ豆

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北海道上川郡の生産農家さんから
カボチャが送られてきたかと思いきや

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中身は「パンダ豆」
「大豆」ではなく「インゲン種」

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今年北海道はあらゆる作物が不作となってしまいました
収量は少なくともピッカピカ

人気商品ですので即完売
国内情報 | - | 2018/12/24 月 16:32

権座収穫!

前回お伺いした際に、
背丈が低くてコンバイン入れられないかもしれないと聞き、収穫作業をお手伝いさせていただきました。

そしてついに!
権座の島にコンバインを渡す、その瞬間に立ち会うことができたのであります。

「島にコンバインを渡す」

意味がわからないと思いますが、
権座は、琵琶湖の内湖である西の湖に浮かぶ、湖上の田んぼなのであります。
なので、権座の島までコンバインをボートで運び、収穫をするんです。
(運搬中にボートが沈んだとか沈まないとか、まことしやかに言い伝えられています)

連結させたボートにキャタピラが通れるよう梯子のようなものを渡して、乗船(笑)1543725809266.jpg
別のボートで曳航して、無事、権座の島へ到着!1544362042218.jpg

肝心の大豆畑の方は。。。
背丈は低いが莢付きは良さそうです。1544362070940.jpg1544362048539.jpg1544362132248.jpg

収穫はコンバインでできそうということで一安心。
その前準備で、雑草とりをお手伝いさせていただくことになりました。

雑草が大豆に絡まっていたり。。。
所によっては雑草の中に大豆が埋もれてしまっていたり。。。
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なぜ収穫前に雑草とりが必要なのか、コンバインが入って納得。
ツルがコンバインに絡まって、引っかかってしまうんですね。

収穫後はこんな感じ。1544362129731.jpgどうしても刈り残しが出てしまうので、もったいないとせっせと引っこ抜いてはコンバインへ。
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収穫後は、調整、選別を経て出荷されることになります。

数時間のわずかなお手伝いではありましたが、収穫までのプロセスの一端に触れ、
ひと袋の大豆は、(当たり前ですが)工業製品などではない、
農家さんの地道な手間の積み重ねの結晶なのだと実感を持つことができました。

除草剤を使えば雑草は生えない、今日のような作業は必要ないのかもしれません。
ではなぜそうしないのか?
こういう選択の一つ一つに、農家さんの考え方や個性が表れます。
大豆といえばとかく品種ばかりが注目されますが、
豆腐屋さんの思いと農家さんの思い、その橋渡しができる大豆屋でありたいと思うのでした。1544362120254.jpg
国内情報 | - | 2018/12/10 月 06:57

個性がそれぞれ

11月11日

東京練馬区西大泉の畑
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関東県内に生息していた在来大豆を4種類試験栽培しております
播種日はいずれも7月15日なのですが・・・

1.JPG

















➀「曙大豆」とにかく極大(国内最大級) まだ枝豆からようやく大豆に向おうと
している所、登熟まで軽く一ヵ月はかかりそう

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➁「あくと豆」広域適正にすぐれた大豆、練馬の畑でもお手本のような生育 
優等性

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➂「肴豆」この大豆だけ葉っぱが「うどんこ病」にかかってしまいました
両隣の大豆には感染しておらず不思議な光景


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➃雛豆」4品種で最も莢付きが悪いのですが爆ぜにくい品種で「曙大豆」に次いで晩生

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上から順に「曙」「あくと豆 」「肴豆」 「雛豆」
先に述べた通り播種日は皆7月15日です
これだけ登熟に差が出ます

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在在来種は個性的
種を蒔いても発芽の早いアクト豆やとっても遅い曙大豆
発芽すると一気に背丈が伸びる肴豆とのんびりの曙
開花の早い肴豆と遅い雛豆
莢付きの良いアクト豆と悪い雛豆
近くで観察していると結構面白いものです
国内情報 | - | 2018/12/01 土 11:40

”権座”収穫祭

権座空撮.jpg琵琶湖の西岸、西の湖に浮かぶ島“権座(ごんざ)"
ここで大豆を栽培してくださっている、白王町集落営農組合様とのお付き合いはもう7年。
今年も豆腐屋さんと一緒に「農の収穫感謝祭」にお邪魔してきました!

祭りが始まるまで“権座”の圃場を視察。

★20181028_105722~01~01.jpg(舟で渡るのでライフジャケット着用です笑)

★20181028_103310~01.jpg先月末の台風の被害を心配していましたが、思いのほか出来が良く一安心。

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IMG_0006.jpg背丈こそ低いですが、莢付きはこの通り。

背丈が低くコンバインが使えないので、手作業で収穫する!と、代表理事の東さん。
7ha(=70000㎡)の大豆畑を手で収穫する姿を想像してみてください。
感謝してもしきれません。。。
豆腐屋さんに届けられる大豆の裏側には、こんな気概を持った農家さん達がいる。
そういうことを伝えていくのも大豆屋の大事な役目なのだと、改めて思うのでした。

IMG_0013.jpgお祭り恒例の東さんのご挨拶。
権座の大豆で豆腐を作ってくださっている豆腐屋さんと大豆屋さんがわざわざ東京から来てくださったと、いつも我々を立ててくださいます。

Point Blur_20181029_191019.jpg豆腐屋さんが持ってきてくださった権座の豆腐は大人気。

特に今年は天候に恵まれない中でここまで漕ぎつけてくださった生産者の皆様に少しでも恩返しができたでしょうか。。。まだ収穫は終わっていませんが、来年もどうぞよろしくお願いいたします。

20181028_111055.jpg権座・水郷を守り育てる会
http://www.gonza.jp/
国内情報 | - | 2018/10/29 月 17:50